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髪をいたわるということ。トリートメントのちょっとマニアックなお話

今日はトリートメントについてのお話を。

僕はDENALIで薬剤等の材料関係を担当しています。

メーカーさんやディーラーさんから新しい情報をもらい、実際に試してお客様にとって本当に良いものだけをお届けするという任務です。

突然ですが、残念ながら髪の毛は毎日少しずつ痛んでいきます、、、


"髪の毛の痛み"は主に、毛髪のたんぱく質、水分、油分が様々な要因によって足りなくなることを言います。



日々の生活のなかで紫外線や乾燥、アイロンの熱やカラー等の薬剤、摩擦などたくさんの要因によって少しずつダメージが蓄積されていきます。

そこで登場するのが"トリートメント"です!

トリートメントには大きく分けて二つの役割があります。

1.ダメージをうけた毛髪内部に、髪の毛の成分に近いたんぱく質などを補ったり、水分量を調整して健康な毛髪の状態に近づけること。 2.キューティクルが剥がれ落ちてしまった毛髪表面を保護し、更なるダメージを軽減して保護すること。



この2つがトリートメントの大きな役割になります。

DENALIのトリートメントは、いくつかの薬剤の中からそれぞれの髪質や状態にあわせて選んでいます。

(ここから先は少しだけ呪文のような言葉が出てきますので悪しからず。)

第一段階は内部補修になるわけですが、ここでケラチンと呼ばれる髪の毛や爪の成分であるたんぱく質をはじめ、加水分解コラーゲンや加水分解卵殻膜、ヒアルロン酸Na、キトサンサクシナミドetc......

呪文のようなものがたくさん出てきてしまうのでこの辺にしておきますが、いろんな補修成分によって髪の毛に弾力性や柔軟性を与えます。

そしてアルギニンやグルタミン酸などなど、またまたいろんな保湿成分を加え、内部補修成分と共に保湿成分を髪の毛の中に閉じ込めます。

その後第2段階では、キューティクルやCMCと言う毛髪内部から表面までを擬似的に均一に整え、髪質にあわせて質感をコントロールしながら毛髪表面を補修していきます。

キューティクルとはみんなよく耳にする、髪の表面を鱗状に覆うあれですね。

簡単に言うと髪の毛に近い成分をしっかり入れ込んで、表面にキューティクルを作り出してハリアを張る感じですかね?

成分やら仕組みやらを語りだすととてつもなく長く、ややこしくなるので割愛させていただきますが、お肌と一緒で化粧水や美容液で潤いや栄養を与えたら乳液で保護して閉じ込めるのと近いと思います!

市販のトリートメントや、簡易的な商材の中には表面を分厚く被って、手触りだけを良くしたものなんかも少なくありません、、、

でも髪の毛をキレイに保つには、根本的な部分である内側から補っていくこと。

そして継続してケアすることが大切だと思っています。

髪質は人それぞれだから、ケミカルうんちく好き美容師として最適なものをおすすめしますので、気軽にご相談ください!

今後もより良いものを提供するために、薬剤関係もどんどんアップデートしていくつもりなのでご期待下さい!

お客様の髪の毛が今よりも、もっともっとキレイになったら嬉しいですな~

この記事が誰かのお役にたてれば幸いでございます。



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